生産の4M
生産活動とは“加工”と“切り替え”の繰り返しが基本構造ですが、“加工”と“切り替え”の改善を進めるにあたっての重要な要素として、
1.設備(Machine) 2.人 (Man) 3.材料 (Material) が有ります。
すなわち、人が設備を使って材料を製品に変えていくわけです。このときの人、設備、材料の組み合わせ技術のことを、4.方法(Method)といいます。
加工”や“切り替え”の方法をよりよく改善するということは、すなわち人、設備、材料、方法の4Mを考えるということになります。
よい生産現場とは、設備、人、物の動きがよい現場です。人、材料、設備の動きをよくするために方法があります。
4Mの中でもこれからの時代において大切なことは、設備よりも人と材料の動きをよくする方法です。
量が求められる時代では、設備の動きが最も大切でしたが、これからは量より質が求められる時代です。
人の動きをよくしてより少ない人員で生産を行うとともに、中間ストックを少なくして、材料の動きをよくしていくことが大切です。
ただし、ムダな動きであってはいけないのはもちろんで効率のよい動き方であることは言うまでも有りません。特に材料の動きをよくし、中間ストックを少なくし、生産期間を短縮していくことはこれからの短納期生産体質を作る上で欠かすことの出来ない重要な要素となります。
つづく