■《天声(てんせい)人語(じんご)》11月15日(にち)付(づけ)
「雪が来る。もうそこまできている。あと十日もすれば北海から冬の雲がおし渡ってきて、この越後(えちご)長岡(ながおか)の野も山も雪でうずめてしまうにちがいない」。長岡藩を舞台にした小説「峠(とうげ)」は、城下(しろした)の冬支度の描写(びょうしゃ)から始まる(『司馬(しば)遼(りょう)太郎(たろう)全集(ぜんしゅう)』文芸春秋(ぶんげいしゅんじゅう)。
“下雪了。雪已经下到这里来了。在这之后的十天里冬天的云将横渡北海,笼罩越后长冈的山野吧。”在以长冈藩为舞台的小说「峠(とうげ)」里就是从描写城里准备过冬的情形开始的。(《司马辽太郎全集》文艺春秋)
その雪の季節が、新潟県中越地震の被災地に迫(せま)っている。復旧(ふっきゅう)の加速を願うが、最大震度7という猛烈な揺れの割には住宅(じゅうたく)被害が少なかったとの見方があるようだ。壊れた家々(いえいえ)の姿は実に痛(いた)ましいが、全半壊(はんかい)した住宅は、これまでの震度6強の直下(ちょっか)型(がた)地震より少なかった。
下雪的季节,也逼近了新潟県中越的灾区。虽然希望能加快速度复原,在最高震级达7级的天崩地裂之下,似乎有将住宅的受灾程度降低的方法。虽然被破坏的一户户的现状凄惨到令人痛心,但住宅的全毁和半毁程度与迄今为止遭受的6级纵波地震带来得损害相比还算是好的
それは豪雪(ごうせつ)への備(そな)えがあったからとの推測(すいそく)がある。雪の重みに耐(た)えるよう柱(はしら)を太くしたり、屋根を軽いトタンにしたりした住宅が耐えたのではないかという。雪との長い付き合いから生まれた知恵(ちえ)や伝統(でんとう)が、被害を減らしたのだろうか。
这是为了迎接大雪而作的推测。一面为了能受得住雪的重压而加粗柱子,一面又为了减轻重量用白铁皮作屋檐,这样的住宅能承受得了吗?这虽然是和雪长期相处而得到的智慧和传统,但真的能减弱灾情吗?
「峠」の主人公(しゅじんこう)は幕末(ばくまつ)の家老(かろう)、河井(かわい)継之助(つぐのすけ)である。戊辰戦争(ぼしんせんそう)に際(さい)し、何とか戦いを避けようと尽力したという。藩主の嘆願(たんがん)書を携(たずさ)え、官軍(かんぐん)軍(ぐん)監と談判(だんぱん)したが断(ことわ)られ決裂(けつれつ)する。
《峠》的主人公是幕末的家老,河井继之助 。戊辰之战之际,据说曾经为了避免战争而奔走过。他携带着藩主的请愿书同官军的军监进行谈判,但谈判破裂了。
その談判が行われた小千谷(おじや)市の慈眼寺(じがんじ)の被害が、地域版に載った。市指定文化財(ぶんかざい)の「会見(かいけん)之(の)間(かん)」は、壁が崩れ落ち床(ゆか)が抜(ぬ)けた。「『峠』に感銘(かんめい)された方々(かたがた)に、もう一度訪れていただけるように、力を尽くしたい」と副住職(じゅうしょく)は言う。
进行这次谈判的小千谷市的慈眼寺的受灾情况就刊登在地方版上。市政府指定的受保护文化财产的“会见之室”里,倒塌的墙壁砸坏了地板。“为了被《峠》感动了的诸位能再次拜访,我们会尽力的”副主持这样说。
地震は、人々の暮らしを大きく揺さぶり、断ち切っただけではなく、人から人へ伝えられてきた大事な記録や記憶をも揺さぶった。厳しい季節を目前に、人々の心の支えになるものが断たれず、つながってゆくようにと切に思う。
地震大大动摇了人们的生活方式,并不只是切断,也动摇了人们世代相传的记录和记忆。严酷的季节就在眼前,衷心希望那些支持人们心灵的东西不会消失,联系还能继续下去。
差得够可以了~~~帮我改啊~~诸位大人!
嘿嘿嘿~~~第三篇了 ^0^
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