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[台词脚本]『東京タワー』の翻訳(218) [复制链接]

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离线yamoli66
 

只看楼主 倒序阅读 使用道具 楼主  发表于: 2012-03-04

Ⅶ(34)

二十一世紀。二○○一年。宇宙に人が旅することも、モノリスもないが、ボクはイギリスでまずいだけが取り柄のフィッシュ チップスを、オカンは日本でだしと香りのきいた雑煮を食べている。
同じ時刻に二十一世紀を迎えることはできなかったが、日本の年が明けた頃合いを測って国際電話をすると、例によって僕の友達が集まり、盛り上がっているところだった。
「おめでとう。胃の調子はどうかね?」
「あぁ、だいぶええよ。また、今年もお餅を持って来てくれてね、それを食べよるところたい」
毎年、東京の角餅はどうも変な感じがしていけんと言っているオカンに、九州出身の知人が実家から送ってきた丸餅を分けてくれていた。
餅が食えるような胃袋ではなかったはずのオカンだが、みんなの手前、なんでもないかのように振る舞っている。
「そっちは寒いとやろ?風邪引かんごとしなさいよ」
「うん。すぐ帰る」

二週間弱会っていなかっただけで、オカンの顔はあきらかに去年より痩せていた。
「結局、先生はなんて言いよるん……?」
「大きい病院で、一回ちゃんと調べてもろうてした方がいいて言いよる。中央病院のt先生に相談してみたらどうかて」
「そら、そっちの方がいいやろう」
「やっぱり、ガンなんかもしれんね……」
「まだ、わからんやろ。色々考えなさんな。胃がおかしいちいうたって、他はピンピンしとるやないね。心配しなさんな」
オカンはガンの手術を繰り返したせいで、すっかり神経質になっている。どこかおかしいと、無理もないがまたガンなのではないと思ってしまう。その類の本を読みすぎて変に耳年増になっているせいか、症状と照らし合わせて、正解したくない答え合わせをする。
ボクはオカンの思い込みだと思っていた。あれだけ病院に通っているんだ。なにかそんなものがあればもっと早くにわかるはずだと。
そして、その頃ボクは慢性的に調子の悪い胃痛がひどくなり、市販の胃腸薬をガバガバ飲んでいるオカンにしつこく勧められて、例の小さな診療所へ行くことになった。
オカンの話も聞きたい。その診療所に行くのは初めてじゃなかった。以前、腰痛になった時にもオカンに言われて診てもらったことがある。どんな病人でも、とりあえず診察しているらしい。


二十一世纪的二零零一年,在宇宙旅行的事情连一块石头也没有,我在英国吃着难吃的鱼块,母亲在日本吃着香喷喷的年糕。
不能在同一时刻迎接二十一世纪的到来。正好在日本新年这一时刻到来的时候,打国际长途电话到东京,和平时一样,我的朋友们聚合一起,正在兴头上。
“新年好!胃怎么样呢?”
“啊,很好很好!今年又送来年糕,正在吃着。”
对于母亲来说,每年对东京的年糕都感觉不好,而出生在九州的亲戚从老家送来的年糕要分开给我吃。
胃本不能吃年糕的,而母亲在大家面前却满不在乎地跳着舞。
“那里是不是比较冷呢?注意别感冒了。”
“好的,我将尽快回去。”

也就只有两个星期没有见面,母亲的脸明显比去年要瘦多了。
“最后,医生说了些什么?”
“请到大医院去检查一次,去请中央医院的T先生如何?”
“那么,就到那里去看一看。”
“大概,还是癌吧。”
“不会,现在还不清楚。想一想其它原因,是不是胃有问题?以后不要用力跳,多多注意。”
因为反复做了癌的手术,母亲已经完全神经质了。只要什么地方有点不舒服,她就不无道理地认为那是癌的原因。那一类的书读得太多了,有点到了专家那种水平,对照着身体的症状,得出不太正确理解的结果。
我开始思考母亲所认定的想法,就那样去了医院。别管是什么原因,只要有点症状,就尽快搞明白。
而且,那个时候,我的慢性恶性胃痛很厉害,就大把大把地吃市场上卖的胃肠药,在母亲强烈地劝说之下,就去了普通的小诊所看病。
也听母亲的话,去那个诊所也不是第一次。以前腰痛的时候也听母亲的话到那里去看过。别管是什么样的病人,好像都要去诊所治疗。
离线yamoli66

只看该作者 沙发  发表于: 2012-03-04
对母亲的病又有新发现?