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[台词脚本]『東京タワー』の翻訳(186) [复制链接]

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离线yamoli66
 

只看楼主 倒序阅读 使用道具 楼主  发表于: 2012-01-02

Ⅶ(3)
  しかし、田舎の話とはいえこの時代に衣類を盗む泥棒がいるというのも切(せつ)ない話である。
奥の六畳間にボクのベッドを置いてオカンの部屋にした。もうひとつの六畳間にはテレビ、机、本棚を置いて、ボクが寝るためのソファーベッドを買った。パイプ式の安物で横になると折り畳み部分の金属が背中に当たって痛いのだけど、マットレスの付いたベッドを置けるようなスペースはない。
オカンが上京してきた日。ボクは東京駅のホームでオカンを運んでくる新幹線を待っていた。見慣れたこの駅のホーム。ボクはもうこの街に十二年住んでいる。いつの間にか、どの土地よりも長くここにいる。
今までいろんな駅のホームでボクはオカンに見送られながら列車に乗り込んで来た。でも、今はオカンを迎えるために東京駅のホームにいる。春夏秋冬同じ景気のこのホームにひとり号が滑り込んで来ると、スーツを着た乗客の谷間から首にスカーフを巻いて、胸にブローチを付けた背の低いオカンが小さなボストンバッグを提(さ)げて降りてきた。
ボクの姿を見つけると照れ臭そうに笑って手を振った。駅の名前も電車の乗り方も知らず、知り合いもいないこの街にオカンは六十を過ぎてひとりやって来た。まるで、十八歳の時のボクのように小さなカバンをひとつ提げて東京駅のホームに降りてきた。
頼りない子供のような顔で立っている。でも、あの時のボクとオカンとが違うことは、オカンはこの街に対してなんの目的も感情も持ってはいない。ただ、ボクがいるということ以外に、東京を目指す理由はないのだから。
それを想うと、切なさと重たさが混ざり合ってボクの胸の中を膨らませた。
東京駅からjr中央線に乗り、新宿から京王線に乗り換えて笹塚の家に到着すると部屋を見回して「広いやないね」と広くはない部屋を歩き、小さなベランダに出ると目前にそびえ立つ巨大なオブジェを目差して言った。
「これは、なんね?」
「ボウリングのピン。下がボウリング場なんて……」
「賑やかでよかたい。駅も近いしねぇ。一階はスーパーやし便利がよかろう」


但是,这些乡下的故事,在现在这个时候,偷盗衣物的小偷还是有的。这种事情是很难看的话题。
把我的床放到里面那个六个榻榻米房子里,整理成了妈妈的房间。另一个六个榻榻米房间里放有电视机、桌子、书架等,我就买了一个我睡觉用的沙发床。因为是其架子是由管子做的很便宜,把沙发床放平,折叠部分的金属管正对着我的后背,非常痛。但是这个房里没有放置带有床垫的床的空间。
母亲来东京的日子到了。我在东京站的站台等待着载有母亲的新干线列车。对这个站台很熟悉。我在这个地方已经住了12年了。不知不觉中,和其他任何地方相比住得时间是最长的了。
到现在,在很多站台上都是母亲目送着我乘上了火车而离去。而现在呢,则是我站在东京站台上迎接母亲的到来。在这个春夏秋冬一贯不变的景色车站,光明号车驶入进来,从西装革履的乘客中间,带有围脖、在胸前带有别针、个子矮矮的、拿着小提包的母亲下了火车。
看到我的身影的母亲害羞地笑着给我招手。不知道车站的名字,不知道乘车的方法,弄不明白列车运行的方向,也不熟知这个街道,而已经过了60岁的母亲来到了这个地方。简直就像18岁时的我那样手提一个小包到东京车站下车。
像无依无靠孩子那样站在那里。但是那个时候的我和母亲所不同的是,母亲对这个地方没有目的也没有感情。但除我在这里以外,母亲来东京的理由是没有的。
这样想着,悲痛和沉闷的心情混合着在我的胸中膨胀着。
从东京车站出来乘上JR中央线,从新宿出发换乘上京王线,来到了世塚的家。环顾一下房子说:也不太大吗。在小房间里走动着,走到小阳台指着耸立在眼前的一个东西说:
“这个是什么呢?”
“是保龄球瓶广告。在这下面是保龄球场。”
“热闹也不错,车站也近,在一楼是超市,真是太方便了。”
离线yamoli66

只看该作者 沙发  发表于: 2012-01-02
在车站接母亲来东京,心情很不轻松。