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[台词脚本]『東京タワー』の翻訳(181) [复制链接]

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离线yamoli66
 

只看楼主 倒序阅读 使用道具 楼主  发表于: 2011-12-24

Ⅵ(29)

その電話を切る時、オカンはいつものように「仕事はどうね?」「身体に気をつけて頑張りなさいよ」と言って受話器を置こうとした。そしてボクは、無意識のうちにオカンを呼び止めていた。
「オカン……」
「なんね?」
「東京に来るね?」
「あぁ……?」
「東京で、一緒に住もうか?」

反射的に出た言葉だったけれど、今までに何度も考えてはいたことだった。もう、それは、小学生の頃から意識していたことだ。
ボクはずっとオカンとふたりだったし、他に兄弟もいない。いつかはそうやって、オカンの面倒を見なければならないのだと、そのことはずっと頭の中にあった。
でも、それをなかなか決断できずにいた。自分の暮らしもままならないうちにそれをしていいのかも不安だったし、どこかで、まだ自由に遊びたいと思っているところもあった。
そして、なによりボクが考えていたことは、オカンはオトンといずれ一緒にまた暮らし始めるのではないか、今はまだ、そのタイミングが合わないのかもしれないが、それはお互いもう若くもないのだから、老後はそうなることが、オカンとオトンにとっていちばんいいことなのではないかと。
節目節目で、オカンとオトンは離婚してもいいかとボクに聞いたが、結局、依然として籍は抜いていない。
その事実が、ボクをいずれふたりが一緒に暮らすのではないかと思わせるところだった。
「東京で、一緒に住もうか?」
そうボクが言った時、
「そっちにいってもいいんかね?」とオカンは真面目な声で聞き返した。
「あぁ、いいよ」
「ありがとう。じゃあ、ちょっと考えてみようかね」
そう言って電話を切ったけれど、オカンはたぶん、来ないだろうなとボクは思っていた。
自分のことはさておいても人には過剩に気を使うオカンの性格を考えると、いくら親子とはいえ、ボクに面倒をみてもらうということで素直に上京とは考えにくかった。
「オカンのことは心配せんでええよ。あんたの気持ちだけもろうとくけん。ありがとうね」
次の電話では、そう言うだろうなと思っていた。もし、想像通りの返事が帰ってきたら、これからは、なんとかオカンに仕送りをして、生活を支えていかなければと考えていた。
一週間ほど間があいただろうか。オカンから電話があった。
「本当に行ってもいいんかね?」
「あぁ、いいよ……」
「そしたら、東京に行こうかね」
「うん……来たらいいよ」


正要挂断电话的时候,母亲和往常一样问一些“工作怎么样?”“注意身体努力工作”之后就要放电话筒时,我无意识地叫住了母亲。
“母亲……”
“嗯,什么事?”
“来东京吧。”
“什么?那个行吗?”
“来东京吧,我们一起住。”

这也就是意识反射式地说出的话,在这之前也几次曾考虑过这样的事情。这是从小学生那个时候就开始考虑意识起来的。
我一直只有和母亲两个人,也没有其他兄弟。从什么时候开始必须要照顾母亲呢?这件事一直在大脑中存在。
可是却一直没有决断。自己的生活也在这种不怎么样不确定状态中,照顾母亲这事可行否,真有点不安。无论在什么地方也都还一直在想自由悠闲玩耍之中。
而且,最重要的要考虑的,母亲和父亲是否不久就可以一起开始生活呢,现在也许还不合适,两人还在意气用事,逐渐也可商量宽容办事的时候,相互年龄也不小了,年纪大了也该那样做了。这对母亲、父亲来说是不是最好的事情呢?
在不同的时节上,母亲也问过我“和父亲离婚是否可以呢?”但结果是,依然还是那样保留着。
事实上,使让我在想,我们两人一起生活不是很好吗?
“在东京一起生活吧。”
我还在说这句话的时候,
“去那里也不错吧。”让我听到了母亲很真切的声音。
“啊!太好了。”
“那就谢谢了。那么,让我再想一想。”
说完这些以后就挂断了电话。可是我却还在想:母亲大概还不来吧。
对自己的事情不太关心而对别人却是十分热心,母亲就是这样的性格。虽然我们是母子关系,母亲可能不一定想直接到东京来麻烦孩子。
“母亲的事你就不用担心了。你的心我是领了,非常感谢。”
再通电话的时候,母亲会这样说吧。如果真是像想象的那样答复的话,从今往后会要给母亲寄钱,必须来维持她的生活了。
大概过了一个星期的时间吧。母亲打来电话。
“如果真去了,你那里还可以吗?”
“啊,是的,很好的。”
“那样的话,就去东京吧。
“好,来了的话很好。”
离线yamoli66

只看该作者 沙发  发表于: 2011-12-24
主人公长大了,开始照顾自己的母亲了。