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[天声人语]2011年3月4日(金)付 [复制链接]

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离线萧夕雨
常笑的人运气不会太差O(∩_∩)O~
 

只看楼主 倒序阅读 使用道具 楼主  发表于: 2011-03-04
 「上海は雨がいい」の書き出しが印象的だった。「まず、ほこりが静まる。何しろ建設ブームである」と続く。1995年から97年にかけて小紙は「奔流中国」シリーズを掲載した。その初回、石川真澄記者(故人)の名文である▼それは取材班に加わったわが実感でもあった。古い街をぶち壊し、筍(タケノコ)のようにビルが建つ。粉じんはずっと空を包んでいた。とはいえ、まだまだ東京に及ばなかった。今は摩天楼で鳴る浦東(プートン)もテレビ塔がぽつんと工事中だった。そして16年の後、猛烈な不動産バブルに中国は踊る▼お金は寂しがり屋だ、と言う。だから仲間の多い所へ集まっていく。よって富者はますます栄え、庶民、貧者はいっそうあえぐ。時代時代に様々な新語を創り出す中国人だが、最近は「房奴(ぼうど)」というのがあるそうだ▼女房の奴隷ではない。「房」とは居宅の意味で、住宅ローンで四苦八苦の人を言う。住宅難の中で「蝸居(かきょ)」に暮らす人も多い。ウサギ小屋より狭いカタツムリの家も、悲哀漂う流行語なのだという(『中国「新語・流行語」小辞典』明石書店)▼明日からの全国人民代表大会で、中国は第12次の「5カ年計画」を採択するそうだ。かつて社会主義を象徴したその用語に、あらためて共産党独裁の政治を思う。欲望全開の資本主義との「二心同体」は、この先どこへ行き着くのか▼格差に加えて、激しいインフレも庶民を苦しめる。国を包む不満の粉じんは、慈雨が降らねば静まるまい。民主化、富の再配分――。降らすべき雨の名前は、はっきりしているが。