论坛风格切换切换到宽版
  • 976阅读
  • 0回复

[天声人语]2011年2月21日(月)付 [复制链接]

上一主题 下一主题
离线萧夕雨
常笑的人运气不会太差O(∩_∩)O~
 

只看楼主 倒序阅读 使用道具 楼主  发表于: 2011-02-21
恋愛小説の名手だった森瑶子さんは恋文に一家言あった。自分のことよりも、徹底して相手のことを書くのがコツなのだそうだ。「好きだとか逢(あ)いたいとかは男の子に言わせる。そう仕向けるのが女の子の腕なのだ」▼1週間前に過ぎたけれど、そんな時代のバレンタインデーには「女性の告白日」の色合いが濃かった。わが中高生時代、縁はないと分かっていても淡い期待をしたものだ。そして奇跡は起こらないと実感させられた▼東京で読んだ「ひととき」の欄に、小5の息子がこの日のためにチョコを手作りした話があった。男の子同士で交換する「友チョコ」なのだという。奇跡を待つだけだったわが昔とはずいぶん違う。投稿したお母さん(46)も「時代は変わった」と感じたそうだ▼去年の今ごろの声欄には、高校生の娘が友チョコをどっさり持ち帰った話が載った。こちらのお母さん(51)は、「告白の日を『女の子のお楽しみの日』にされてしまった現実を、男の子諸君はどう思いますか?」▼男にせよ女にせよ、「らしさ」がぼやけつつある時代なのだろう。草食系なる男子の増加を案じる声もあるが、「らしさ」というのは魔物ともいえる。男にも女にも抑圧的な役割を強いる。くびきが薄らいでいくのは、悪いことではあるまい▼〈ラブレター書かぬ息子をはがゆがり〉。今のぼやきのようだが、昭和の川柳家笹本英子が詠んだ。気をもむ母親は増えていようか。ならば女子が腕まくりで攻勢をかけるべし。天国の森さんに新たな恋文指南を書いてもらうとしよう。