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「鼻」(はな)(中日对照) [复制链接]

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离线院云
 
只看楼主 倒序阅读 使用道具 楼主  发表于: 2010-05-23
「鼻」(はな)は、芥川龍之介による初期の短編小説。1916年に『新思潮』の創刊号で発表された。『今昔物語』の「池尾禅珍内供鼻語」および『宇治拾遺物語』の「鼻長き僧の事」を題材としている。「人の幸福をねたみ、不幸を笑う」と言う人間の心理を捕らえた作品。この小説で夏目漱石から絶賛された。
「鼻」,是芥川龙之介初期的短篇小说。1916年,在『新思潮』的创刊号上发表。本作品的题材来自『今昔物语』的「池尾禅珍内供鼻语」和『宇治拾遗物语』的「长鼻僧的故事」。这部作品抓住了人们“嫉妒他人的幸福,嘲笑他人的不幸」的心理,并且得到了夏目漱石的称赞。
池の尾の僧である禅智内供(ぜんちないぐ)は五、六寸(18cmくらい)の長さのある滑稽な鼻を持っているために、人々にからかわれ、陰口を言われていた。内供は内心では自尊心を傷つけられていたが、鼻を気にしていることを人に知られることを恐れて、表面上は気にしない風を装っていた。
禅智内供是池尾的僧侣,他长了一个约五、六寸(18cm左右)长的滑稽的鼻子,因此而被人们戏弄、说坏话。其实内供的自尊心被深深伤害了,但他害怕别人知道他介意鼻子的事,表面上就假装不介意。
ある日、内供は弟子を通じて医者から鼻を短くする方法を知る。内供はその方法を試し、鼻を短くすることに成功する。鼻を短くした内供はもう自分を笑う者はいなくなると思い、自尊心を回復した。しかし、数日後、短くなった鼻を見て笑う者が出始める。内供は初め、自分の顔が変わったせいだと思おうとするが、日増しに笑う人が続出し、鼻が長かった頃よりも馬鹿にされているように感じるようになった。
有一天,内供通过弟子得知,有位医生知道缩短鼻子的方法。内供于是就试了那个方法,成功的缩短了鼻子。缩短了鼻子的内供以为再也没有人笑话自己了,于是恢复了自尊心。可是,几天后,有人开始笑他变短了的鼻子。内供开始以为是自己的脸不一样了,那些人才会笑吧,可是,嘲笑的人越来越多,而且感觉比鼻子长的时候更被蔑视。
人間は誰もが他人の不幸に同情する。しかし、その一方で不幸を切り抜けると、他人はそれを物足りなく感じるようになる。さらにいえば、その人を再び同じ不幸に陥れてみたくなり、さらにはその人に敵意さえ抱くようにさえなる。
人们都同情别人的不幸。可是,另一方面一旦人家摆脱不幸的话,人们就会感到缺点什么似的。更进一步说,就是希望那个人再次陷入不幸,甚至对那个人产生了敌意。
鼻が短くなって一層笑われるようになった内供は自尊心が傷つけられ、鼻が短くなったことを逆に恨むようになった。
内供由于鼻子变短后更被嘲笑得厉害而受伤,甚至悔恨把鼻子变短了。
ある夜、内供は鼻がかゆく眠れない夜を過ごしていた。その翌朝に起きると、鼻に懐かしい感触が戻っていた。短かった鼻が元の滑稽な長い鼻に戻っていた。内供はもう自分を笑う者はいなくなると思った。
一天夜里,内供的鼻子特别痒而失眠。第二天早上起来的时候,感到鼻子有一种久违的感觉。原来是短鼻子又长成原来滑稽的长鼻子的样子了。内供心想这下就没有人嘲笑自己了吧。