论坛风格切换切换到宽版
  • 500阅读
  • 1回复

再帰理論 [复制链接]

上一主题 下一主题
离线Kohakugawa
 
只看楼主 倒序阅读 使用道具 楼主  发表于: 2004-09-04

世界で成功した投資家の話ですので、参考になるかもしれないと思うからです。ただ、本を読んだ知識程度なので核心を付く所まで分析できるかどうか?疑問もありますが、あえて面白いテーマなので挑戦してみます。一回目に選んだのがあの有名な投資家ジョージ・ソロスです。イングランド銀行を負かした男との風評があります。


日本でも彼の書いた本がたくさん発行されています。古くは「相場の心を読む」(講談社)最近では「ソロスの資本主義改革論」(日本経済新聞社)などがあります。何冊か読みましたが書いている事は難しく分かり辛く感じました。


まず、彼の生い立ちを簡単に述べましょう。彼は1930年にハンガリーのブタペストで割と裕福なユダヤ人の一家に生まれました。ブタペストがナチスの占領下になった1944年、ソロスは隠れ家から隠れ家への逃亡生活を強いられ難を逃れます。戦後、イギリスに渡り経済学を学び1952年にロンドン・スクール・オブ・エコノミクスを卒業し、英国企業を渡り歩き、株式の裁定取引を担当しトレーディングをしていました。その後1956年にアメリカに渡り、当時の人気商品であるヨーロッパの証券をアメリカで販売する仕事をしていたようです。最初の証券会社はF・M・メイヤー、ワイルトハイム・カンパニーなど…いくつかの証券会社で働いたようです。


1963年ソロスはアーンホールド・S・ブライヒローダー社で証券アナリストの職を得ました。そうして1969年に「ダブルイーグル」の運用を任せられます。この頃、わが国でも昨年登場した不動産投資信託(リート)の魅力を紹介したリポートを書いています。「この新しい商品の着想は素晴らしく、相当な人気を呼ぶだろうが、やがて行き過ぎて暴落するだろう」と予想し、見事に的中させています。同時に独立を決意し、39歳のソロスはジム・ロジャーズと組んで大成功を収めるクオンタム・ファンドをスタートさせています。


その後の活躍は皆さんもご存知でしょう。最近は慈善(じぜん)活動を主たる業務としており、運用の第一線からは引退しています。
彼の生い立ちの中で最も注目されるのは、14歳の時に逃亡生活を強いられた事です。感情豊かな年頃です。この経験が投資活動に深く関わっている事は容易に想像つきます。そうして成功を収めた今日、積極的な慈善活動をしているのは、この時期の環境によるものでしょう。


投資活動を探る上で、その人の生活環境は非常に影響されます。何故なら、投資は精神力の戦いが深く関与するからです。多くの人は一度や二度、幸運に恵まれる事はありますが、続けることは至難の業です。


彼の最も基本的な理論「再帰理論」(反射理論)に付いて考えてみます。


この考え方は「認識が物事を変化させるのと同時に、物事が認識を動かす」と言う現象があるということです。俗にフィードバックと呼ばれる働きです。この考え方は良く相場に見られるのです。株式の動きを見ているとあるトレンド(傾向)が見られますね。ある方向に進むとしばらくそのトレンドは継続する。上げ相場になると、その傾向はある期間は継続する現象です。勿論、下げ相場でも同じです。このトレンド現象を説明したのが「再帰理論」です。


nothing in this world can take the place of persistence.
http://spaces.msn.com/members/amberh/
离线Kohakugawa
只看该作者 沙发  发表于: 2004-09-04

二つの株式相場のトレンドは何故続くのか?
この謎が再帰理論で説明できる。ある条件が与えられるとする。例えば「業績の好調」と言う切っ掛けが市場に与えられると、取りあえず株式相場は上がる。その上げを見て、この現象は来期も続くだろうと考える人達がその相場に参加する。すると、株がまた上がる。この上がった株価を見て商品の購入に慎重だった購買者が株が上げているし、業績も良いのだから、きっと良い商品なのだろうと思いその商品を買うと、その会社の業績が更に上がる。そこで会社は上がった株価を利用して公募増資などの時価発行増資を行なうと、利息の掛からないお金が入り、借金を返済したり、最新鋭の工場設備に切り替えたりして効率をあげ、業績が更に上がる。その業績を見て株価が上がる。このような好循環が続き上げ相場のトレンドが継続される現象を再帰理論と言う。

次は下げ相場だね。
右のチャートはソフトバンクのもの。皆さんが関心を持っているので良く分かると思って例にあげました。ソフトバンクはITバブルが崩壊から大きく下げていますが、その影響から子会社の株価価値が下げ、株式の含みが減ってきました。そうして昨年、上場の株式含み損を計上して大幅赤字になりました。この現象を見て投資家が株を売り株価は更に下げます。親会社の株価の下げが子会社に波及し、更に含みが減りその目減りを見て投資家が株を売る負の連鎖が始まっています。最近では借金の返済を証券市場に頼ろうとする経営姿勢に、市場環境が悪い為に、返済の可能性を巡り疑問視が上がっています。それを裏付けるようにトリプルBからダブルBへ格下げが行われ、社債の利回りが上がり、株価不安の要因になっているようです。

この二つの例が示すものは、市場と現実の密接な関係です。
市場と現実はお互いが鏡のように相手の姿に反応しあっているのです。市場主義は行き過ぎる欠陥があるのでしょう。どちらにも行き過ぎて実態面以上に相場が反応しすぎます。だから○○バブルとか、○○ショックとか言う表現が生まれるのですね。行き過ぎる市場主義に、アメリカでは1ドル基準があり、下げすぎた企業の株価が、他に連鎖しないような仕組みがありますが、日本には財務内容の基準はありますが株価基準はありません。ジョージ・ソロスも最近では、グローバル経済の市場絶対主義の欠陥を、最近では批判しているようです。スペースがなくなりましたので次回はジョージ・ソロスの基本的な発想パターンを紹介します。

nothing in this world can take the place of persistence.
http://spaces.msn.com/members/amberh/