調べによりますと、「ちんぷんかんぷん」の由来は4説あるのようです。
一説は「陳分漢」と書き、「陳分」は中国人によくある姓名で、「漢」は熱血漢のように男性を意味する語。江戸時代、中国人の名前は読みにくく、解りにくかった。そこから世間の人が「ちんぷんかん」を「なにがなんだかわからない」という意味で使ったと言う。
もう一説に、中国には「チンプトン、カンプトン」という言葉があり、チンプトンは、聞いても解らない。カンプトンは、見ても解らないという意味から、見ても聞いても訳が解らない事に使われるようになったという説もある。
また「珍糞漢」「陳粉漢」「陳奮漢」などとも書き、儒学生が漢語をしゃべっているのを、ひやかしていったもの。と言う説もある。
なお、同じような語源を持つ言葉に「頓珍漢」(とんちんかん)があるが、これは鍛冶屋が交互に打つ槌(つち)の音がうまくそろわないところからきたと言う語源説もある。