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「国外で知った価格と需要」 [复制链接]

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离线Kohakugawa
 
只看楼主 倒序阅读 使用道具 楼主  发表于: 2004-08-12











広島県・広島学院高等学校 1年
吉岡 俊一





 この夏、フィリピンに約2週間ホームステイするという経験を得た。その経験を通して気付いたものの一つに、日本とフィリピンの経済格差が挙げられる。

 ホームステイの事前学習などを通して、日本とフィリピンとの間に、ある程度の経済格差があることは感覚的に分かっていた。しかしながら、実際は、予想以上に格差があり、驚かされた。

 フィリピンの通貨はペソだ。1ペソは日本円に換算すると約2円。食費、交通費などをホストファミリーが負担してくれたということもあるが、私が2週間の滞在期間に使った金額は、驚くべきことに、1500ペソ、日本円にして約3000円であった。

 フィリピンで生活するなかで、私は一つの現象に気がついた。それは、フィリピンにおいては、いくつかのものの価格が収入全体と比べて異常に高いものもあれば、安いものもある、ということである。なぜそのようなことが起こるのか。ここでは、その謎について迫ってみたいと思う。

 さて、このことを考える上で、大事になってくると思われるのが、フィリピンの階層社会である。日本は知っての通り、それぞれの家庭の生活レベルの相違が小さく、「1億総中流」ともいわれる。しかし、フィリピンは貧富の差が大きく、金銭的に裕福な家庭と貧しい家庭の生活レベルの差が大きい。このことを根底にすえつつ、以下に紹介する三つの事例に従って論を進めたい。

 一つ目の事例は、ハンバーガーである。

 日本ではハンバーガーは、最もポピュラーなファーストフードとして定着している。年齢を問わず多くの人々が食べているものだが、フィリピンでは、中流階級以上の人しか食べることのできない、どちらかと言えば高価な食品なのである。

 さて、日本ではこのハンバーガーにポテトと飲み物をつけたセットメニューというものがあり、とても好まれているように思われる。その現状はフィリピンでも同じだ。このセットメニューを注文した場合、日本では約500円が必要となる。一方、フィリピンでは50ペソ、約100円である。食べてみたところ、味も食感も日本のハンバーガーやポテトとほとんど変わらなかった。

 一見、フィリピンのハンバーガーが約4分の1の価格のように思われる。しかし、これは数字のトリックである。なぜならば、フィリピン人の平均的な年収は数十万円であり、日本人のそれと比べるとあまりにも少ないからである。実際には日本の数倍の価格になるように思われる。

 二つ目の事例は、ミネラルウォーターである。

 上下水道がとてもよく整備されている日本では、恒常的に飲用される商品ではない。しかし、水道事情のあまりよくないフィリピンにおいては、毎食、多くの人がミネラルウォーターを飲む。私がステイした家では、常時約20lのミネラルウォーターが備えられていた。日本では、このミネラルウォーターを500ml購入すると約100円かかる。一方フィリピンでは10ペソ、約15円である。

 同じ量のミネラルウォーターがどうして安いのだろうか。なかなか明確な根拠が見つからない。ただ、ミネラルウォーターが生活必需品であるために価格が下がるのではないかと思われる。

 三つ目の事例は、ジプニーという乗り物である。

 このジプニーというものは、乗りあいバスのようなもので、フィリピンで最も多く使われる近距離移動手段である。首都マニラ市では、このジプニーのせいで渋滞が起こっているのではないかと思うほどのジプニーを見ることができた。さて、日本で1kmの距離を移動すると、バスでは約200円、タクシーでは約600円かかる。一方、フィリピンでこのジプニーに乗った場合、1km当たりの運賃は約4ペソ、8円である。

 このジプニーの場合も、前述のミネラルウォーターと同じことが言えると思う。フィリピン人にとってジプニーは、最も大事な移動手段、生活必需品の一つとなっていると思われるからである。

 これら三つの事例から分かるのは、価格変動のカギは需要が握っているということである。フィリピンにおいて、限られた範囲からしか需要のないハンバーガーは、非常に高い価格で売られており、多くの人からの需要があるミネラルウォーターやジプニーは、安い価格、運賃で取引されている。需要が増えれば、価格が下がるという、一見当たり前のことを、外国の経済を垣間見ることによって、実感できた。

 また、もう一つ、当然のことのようだが面白い発見があった。それは、その国におけるそれぞれの商品の価格は、その国の事情の上に成り立っているということである。例えばジプニーは、日本の交通機関と比べて、非常に割安である。それは、ジプニーが、フィリピン人にとって相当重要なもの、なくてはならないものだからだと思う。従って、自国の価格を基本として考える外国人旅行者が戸惑うことも、多々起こりうると思う。

 このように、自分も外国の価格について考えた時、戸惑うことも多かったのだが、その戸惑いによって、少し世界の物価の違いについて、興味を持った。
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离线Kohakugawa
只看该作者 沙发  发表于: 2004-08-12
「金融と経済の明日」高校生小論文特選入賞作品
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离线青岛

只看该作者 板凳  发表于: 2004-08-12
高校生が書いた割にはちょっと酷い気がするが、受賞もしたこと
日本でも高校生に経済意識用の教科書があるはずなのに、
小学生が書いたように見えるのはなぜか?受賞か??
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离线Gohyo
只看该作者 地板  发表于: 2004-08-13

でも、きちんと自分の意見を述べ、分析も無理はないことからみれば、いい論文だと思いますよ。日本人学生は我らのように硬い表現を使ったりはしないから、というか使う人が少ないのほうが厳密でしょう。なにより、正確な分析からきちんとした主張を導くことが大事だからのではないでしょうか。

离线Kohakugawa
只看该作者 4楼 发表于: 2004-08-13

確かに受賞した作品です。面白いと思います。

題目の通り、作者が実生活から知った経済知識だと思います。一般の経済理論では、需要が上がれば、価格も上がってくるはずです。

だが、現実にはそのようにいかないこともあります。フィリピンではハンバーガーの需要量の少ないものが高い、ジプニーの需要の多いもので、かえって低い運賃がされるのは一例です。作者はただその現象を提出したが、裏にはいろいろ面白いことが存在していると思いますね。[em07]

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