ぶり 【振り/▽風】
名詞またはそれに準ずる語の下に付いて複合語をつくる。
(1)状態・動作の仕方・あり方を表す。
「枝―」「勉強―」
〔「歩きっぷり」「男っぷり」「飲みっぷり」のように「っぷり」となることがある〕
(2)数量を表す語に付いて、分量がそれだけに相当することを表す。
「大―」「五軒―もある家/鹿狩(独歩)」
(3)時間を表す語に付いて、それだけの時間を経過して、再び同じ状態になることを表す。
「五年―の帰郷」「三日―の晴天」
(4)歌・和歌の曲調・調子を表す。
「万葉―」
(5)古代歌謡、特に雅楽寮に伝わる歌曲の曲名を表す。多く、歌詞の冒頭の語に付ける。
「天田(あまだ)―/古事記(下訓)」