優秀な学生がお金のことで学校を辞めざるを得ないことが中国だけにあるじゃないです。僕の友達の日本での最後のメールを見てください。
渡辺先生へ
夏も過ぎまして、先生はお元気でしょうか。昼間はまだ暑い大阪で、僕は日本での最後のメッセージを先生にお送りします。
さて、静岡で僕は楽しいときを送りましたが、先生たちには大変お迷惑をかけただろうと分かってます。先生たちの、特に渡辺先生のおかけで僕は日本語能力試験を合格しました。僕は本当に心から感謝してます。静岡での楽しいときを送ってから、僕は大阪での苦しい日々をして来てました。家賃のことで悩んだり、携帯がとまったりして、僕が大嫌いな納豆でも食べれるようになりました。静岡での服のまま、僕は今でもその格好です。結局、大阪府留学生会館から追い出されることにもなりました。
が、生活が苦しくても僕は自分の目標に向かってることを忘れずに、苦の中に楽があるように考えて頑張ってきました。僕の日本語はまだまだ上手ではないですが、おそらく中国に帰ったら飯ぐらい食えるだろうと考えてます。
急に中国に帰る話をして可笑しいだろうと分かりますが、先生に申し訳なく考えて、先生にメールしてお説明をします。今まで、僕はずっとぎりぎり除籍されるまで学費を払ってきてました。ついにこの夏はどうしても払えるにはならなくて、諦めるしか考えなくなりました。もし、他の人がバイトしながら大学にも通えると言うなら、僕には言うことがないです。日本語がまったく分からない僕は、人の倍以上に頑張ることを信条にして来ました。時間をかけても、生活が苦しくなっても、僕はそうしてきました。でも、バイトと勉強がやっぱり両立できなくなりました。今までの結果はすべて僕の自分のせいですから、別に誰かを責めるわけではないですが、僕は気がすまないです。結局、勉強せずバイトばっかりしてきた人が日本に生き残ってます。僕はまだ勉強したいです。博士になりたいです。ですが、この世界はおかしいです、日本も、中国も、この世界も可笑しいです。
ただ、現実の厳しさは認めるしかないです。これから先のことを考えたら、日本での経験は絶対に役に立つと信じて、僕は別の道でも立派になるはずだと信じてます。ですから、先生にお別れを告げます。先生のことは一生忘れられない、先生はいつまでも僕の先生です。中国で安定してからまた連絡します。ありがとう、先生。
では、さようなら。