ISO9000とは
品質システムに関する国際統一規格
ISOとはInternational Organization for Standardization(国際標準化機構)のことで、1947年に発足しました。
ISO9000とは、品質システムについての規格で、1987年に制定されました。
品質システムは、「品質を管理するために必要となる組織構造、手順、プロセス及び経営資源」といわれています。
isoの認証を取得するためには、審査登録機関の審査に合格する必要があり、要求事項として20項目あります。これは、経営者の責任から始まって、企業経営のすべての分野、プロセスで、個々の事業活動の細目が、マニュアル化 文書化されることが必要です。企業の製品の品質管理が、経営者の自覚と陳頭指揮の下に行われことが求められています。
すでに約90か国がISO9000を自国の規格としており、特にEUに対して製品を輸するには、この規格の取得が絶対的に必要な条件になっています。わが国でも96年末で約2000事業所が取得していますが、
その目的は、1 経営基盤再構築と国内的 国際的信用度の向上
2 海外進出の有力な手がかり
3 国内的 国際的なPL対策
などです。
ISO14000とは
環境問題に対応する国際統一規格
ISO14000は1996年7月に制定され、企業が環境汚染対策を進める際の管理監査手法を国際的に統一したものです。同じ内容は、JIS(日本工業規格)にも取り込まれました。
ISO14000もISO9000同様に、経営者が認識と自覚をもって推進し、従業員にその意義を理解させ、実行させることが必要です。
内容は、1 環境管理システム
2 環境監査
3 エコラベルの認定
4 対策の度合いをチェックする環境パフォーマンス評価
5 製品の製造から廃棄までの環境への影響を調べるライフサイクルアセスメント、となっています。
ISO9000と同様に、EUの諸企業は、この規格の取得に熱心であり、取引条件となりつつありますので、EU市場への進出の際の必要条件となります。
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