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[天声人语]2011年3月30日(水)付 [复制链接]

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离线萧夕雨
常笑的人运气不会太差O(∩_∩)O~
 

只看楼主 倒序阅读 使用道具 楼主  发表于: 2011-03-30
放射能を封じ込める作業が放射能を広げ、時と労力を奪う。福島の原発事故は、ひとたび暴走した巨大システムの怖さを教えている。現場の死闘に心から声援を送りながらも、「がんばれ東京電力」の声に力が入らない▼「津波が想定を大きく超えた」という。早い話が、東電の想定が間違っていた。地球や自然への畏敬(いけい)が足りず、結果として津波に負ける原発を海辺で動かし続けた。天災が暴いた人災である▼福島第一の記録映画は、「この地は数百年にわたり、地震や津波で大きな被害を受けていません」と胸を張る。全電源が長らく使えない事態も見込んでいなかった。想定の甘さは、「千年に一度」が無残に証明した▼『最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか』(J・チャイルズ著、高橋健次訳、草思社)に、興味深い一文がある。「起こるはずがないと思いたい災難の多くは、起こりえないのではなく、起こるまでに時間がかかるだけのことである」▼多くの学者が国策になびく中、脱原発を貫いた高木仁三郎(じんざぶろう)氏がご健在ならばと思う。11年前、亡くなる年の講演で「私はそもそも、原子力は電力として使うには無理なエネルギーだと感じていました」と語った。「それがある種の政治的圧力により、強引に電力供給の主流に乗せられようとした」▼科学とは、市民の不安を共有し、その元を取り除き、人々の心に希望の火を灯(とも)すものであるべきだと、氏は力説した。電力業界は論敵の視座から出直すしかない。「最悪」を免れ、原発という科学が残ればの話だが。