下面是课文的词句注释,在书上注释的基础上,自己多加了一点感觉有需要的~~,也减了几个感觉没必要的~~ 纯手动整理,转载请注明:贯通日本语论坛http://www.kantsuu.com/bbs/index.asp 五 鳥 —大江健三郎
語句注釈: 01) 数知れない鳥の羽ばたき――「かれ」のみが聞く鳥の羽ばたきの音。 02) びっしり――多くのものがすきまなく並んで、いっぱいに詰まっているさま。 03) 絶え間ない――途中で切れることなく、何かが空間的・時間的に続いてくる状態。 04) 鳥たちは不意の驚き、突然の不安に脅かされて――「かれ」をとりまく内的世界に、いまやある危機が訪れようとしている。外的世界からの侵入である。 05) 耳を澄ます――心から聞き入ろうとする。 06) ささやく――ごく小さい声で物を言う。 07) よす――やめる。中止する。 08) こわがる――恐いと思う。 09) あいつらは、外側の人間どもはおまえたちを見る目、おまえたちの羽ばたきを聞く耳を持っていないんだ――「かれ」のみの内側の世界の存在感覚として鳥たちの羽ばたきがあることを意味する。 10) 収まる――元通りの状態にもどる。 11) 心地よい――気持ちがよい。 12) むず痒い――からだがむずむずするようにかゆい。「背中が―・い」 13) むくむく――次から次へと重なって行くように湧き上がる状態。 14) 追いやる――追って他の場所へ行かせる。 15) 合図――当事者同士の約束として決めた伝達・確認の方法。 16) 立ち塞がる――前に立って、行く手をさえぎる。立ちふたがる。 17) はねつける――全く受けつけない態度を取る。 18) こびりつく――何かの事情でくっ付いてしまって容易に離せなくなる。 19) こわばる――柔らかだったものがかたく突っ張ったようになる。 20) 控えめ――遠慮して十分にしないでいる様子。 21) せっかち――一つの事が終わらないうちに次の事を言いつけたり、言いつけるや否やすぐに結果を期待するような、あわただしい様子。 22) しつよう(執拗)――しつこいさま。自分の意見にいつまでもこだわりつづけるさま。えこじ。がんこ。「―に自説を主張する」 23) 掛けがね――戸、箱などに付けて開かないようにする金具。錠または鍵の古称。 24) ぎこちない――動作也表現などがたどたどしい所が残っていて、スマートでない。 25) しゃっちこばる――しゃちほこばる。鯱のようにいかめしく構える意。 26) 間が悪い――その場にふさわしくなくて、そこにいたくない気持ち。気が引ける。きまりがわるい。 27) 腰を浮かす――立ち上がろうとして腰を上げる。 28) ぬきにする――(予定されている事柄などを)抜くこと。取り除くこと。 29) 二十歳の誕生日――「かれ」が成人となった日であり、この日から一人前の人間として取り扱われる。つまり「現実」にくみこまれるわけである。 30) 重々しい――おごそかで重大そうに見える様子。 31) 期する――期限や時期をきめる。または確かなものとしてあらかじめ待ちうける。 32) 心当たり――心に思い当たること。 33) 思い違い――事実と違った事を事実と思い込むこと。勘違い。 34) うつらうつら――半ば眠っているようなぼんやりした状態。 35) おうむがえし――人から聞いた通りをそのまま言い返すこと。 36) 林の樹木の葉――「林の樹木の葉」は冒頭の「森の樹葉のさやぎのように」と同じく比喩であり、翼の群がりに支えられて浮き上がるという感覚を導き出しえている。 37) 性的なもの鳥たちを愛している、気に入っているという関係を存在感覚として掘りさげていった場合、「性的なもの」にまで至りつくのであろうと、という意味。 38) うらめしい――恨みに思われる。にくらしい。残念に思われる。情けない。 39) のめりこむ――すっかり心を奪われて、その世界から逃れられない状態。 40) 陽気――ほがらかで明るいこと。 41) 思いつめる――どうしようかと悩んでそのことだけを深く考える。 42) 雨もよい――今にも雨の降りそうな様子。雨模様。 43) ながわずらい(長患い)――長い間病気をすること。また、その病気。 44) くらくら――めまいがして倒れそうになるさま。ぐらぐら。「頭が―(と)する」 45) 追いやる――追って他の場所へ行かせる。 46) わき目もふらず――よそみもしないで、一心に。 47) 外部――「現実」の意。 48) 加害者であるような気がした――「かれ」は鳥たちの到来を幸福に感じ、鳥たちはおれ自身に属しているのだと確認して、自己の内部の世界の優越感を得た、という意。 49) 家来――君主や主人に服従して、いざという時に行動や運命を共にする人。 50) おうへい――えらそうな態度。無礼な様子。 51) やっと――かろうじて。ようやく。 52) 気違い――気違い精神状態が普通でなく、正常ではない言動をすること。気が狂うこと。 53) てこでも動かない――どんな方法を使っても動かない。何といってもいうことをきかない。 54) せせらわらうばかにして笑う。あざけり笑う。また、小ばかにする。 55) 手にのる――相手の仕掛けたわなにはまる。 56) やにわに――いきなり。 57) みぞおち――胸の中央部で腹に接するあたりのくぼんだ所。ここを強く突かれると、気絶したり死んだりする。 58) ひきずる(引き摺る)――無理に連れて行く。「交番に―・って行く」 59) 有無を言わせず――承知・不承知を言わせず、むりやりに。 60) いまいましい――くやしくて、腹だたしい。しゃくにさわる。 61) いらだたしい――あせっていらだつ感じだ。 62) ペテンにかける――詐欺。だます。 63) いやがらせ――人がやだと思うことを、わざとしたり言ったりすること。 64) 義理――自身の利害にかかわりなく、人として行うべき道。特に、交際上、いやでも他人に対してしなければならないこと。 65) まちくたびれる(待ち草臥れる)――長い間待って疲れる。 66) 口をつぐむ――しゃべることをさける。何も言わない。 67) めかす――~のよにする「装う」 68) りょうけん――(よくない)考え、気持ち。 69) うようよ――小さい生き物が多数集まってうごめいているさま。うじゃうじゃ。 70) むっと――怒りに表情をこわばらせるさま。「悪口に―する」「―した顔」 71) リノリューム――西洋風建築などの床敷き材料や壁材として用いられる建材。 72) そらす(逸らす)――向かうべき方向・目標からわきの方へ向ける。他へ転じる。とらえそこなう。逃がす。のがす。 73) しらじらしい――知っていて知らないふりをする様子。またははっきりうそだということが分かる状態。 74) 子どもだまし――何も分からない子どもをだますような、みえすいた幼稚なこしらえごと。 75) さいなむ(苛む・嘖む)――叱ったり責めたてたりする。「われとわが身を―・む」 76) ≪鳥たち≫のイメージが崩れはじめる――幻想世界が崩れ去る、の意。 77) ごま塩――しらがの交じった髪の毛のたとえ。 78) すっかり裸で――裸身の「かれ」にはもはや≪鳥たち≫はいない。これまでの≪鳥たち≫の世界が崩壊したことを示す。 79) むしりとる(毟り取る)――引きちぎるようにして取る。また、強引に取る。「羽を―・る」「有り金を全部―・られる」 80) ふんぞりかえる――いすにかけた人などが威張って、胸をそらすようにする。上体を後ろへぐっとそらすようにする。また、尊大な態度をとる。 81) そそのかす(唆す・嗾す)――その気になるように仕向ける。特に、おだてて悪いほうへ誘い入れる。早くそうするように勧める。せきたてる。 82) しゃがれごえ(嗄れ声)――しわがれた声。かすれたような声。 83) なまはんか――正確さや徹底を欠く状態。 84) むかむか――むかつく様子。 85) うそ八百――辻褄を合わせるために嘘で固めた嘘。 86) けあげる――けって上へあげること。上の方向にける。 87) 兄たちの熱っぽい声――ここでは兄たちは≪鳥たち≫の世界を失った弟の擁護という側に立っている。 88) 実に涙ぐましい青色の秋の空が現れる――この風景はいやおうなく現実の次元におり立たされた「かれ」の心象風景とも言うべきものだろうが、そこへたちまち夕暮れが来るように、それはけっして明るいものではない。 89) うちのめす――立ち上がれなくなるほどなぐりつける。再起できないほどの大打撃・大損害・苦痛を与える。特に、精神的にひどくまいらせる。 90) えたい(得体)――正体。本性。「―の知れない生き物」 91) ポタージュ――どろりとした濃いスープ。 92) しょうこりなく――こりもしないで、心から後悔することなく。 93) 彼は≪鳥たち≫についてもうけっして考えてはいなかった。――「かれ」が自閉的な世界からはっきりぬけ出たことを示す。 94) うそだ――鳥たちは自分自身に属していて、部屋には属していないということをすでに確認しているので、「うそだ」と言った。 95) けなげ――困難な事にも勇ましく立ち向こう様子。 96) いま自分の体に鳥の羽根がほんとに優しく触れるのを感じている――病院での暴行事件を契機に強く蘇ると同時に、子どもと同化して≪鳥たち≫の存在感を母親自身も得たのだろう、の意。 97) 選ばれた子ども――母親の胎内にいる子ども。「母親の胎内のように安全な場所」が≪鳥たち≫の世界にほかならなかったが、子どもはすでにそこから出ている。 98) 少しの幻影もなしに暮らしていく――幻影としての≪鳥たち≫の世界はすでにない。あるのは「たいくつと汚辱にまみれる日常」だけである。 99) 気違い女――≪鳥たち≫の世界にある母親、いま「かれ」の立つ≪現実≫の次元から見れば、「気違い」にほかならない、の意。
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