查看完整版本: [-- しょぎやうむじやうのせかい --]

贯通日本社区 -> 日语专用论坛 -> しょぎやうむじやうのせかい [打印本页] 登录 -> 注册 -> 回复主题 -> 发表主题

<<   1   2   3  >>  Pages: ( 3 total )

诸行无常 2010-09-04 22:33

しょぎやうむじやうのせかい

『諸行無常の世界』

平家物語 巻第一 祇園精舎
祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)の鐘の声  諸行無常(しょぎょうむじょう)の響きあり
沙羅双樹(さらそうじゅ)の花の色  盛者必衰(せいしゃひっすい)の理(ことわり)をあらわす
驕(おご)れる人も久しからず  ただ春の夜の夢のごとし
猛(たけ)き者もついには滅びぬ  偏(ひとえ)に風の前の塵に同じ

現代語訳風
祇園精舎の鐘の音ってぇ~ なぁ~んだか、むなしい感じがするのよね~
お釈迦様も死んでしまうし~~ 時沙羅双樹の花の色は変わってしまったんだって~ このように、盛んな者も必ず滅びるって事なのよね~
才能?家柄?地位などを誇り、わがままを行う人は長続きしないでぇ~ 春の夜の夢のように儚(はかな)いのよね~~ 
勇ましくて強そうな人も、いつかは力が無くなってしまうの~ まったく、風前の塵(ちり)みたな~~感じ~


諸行無常 この世のすべてがはかないと申し上げているのでございます!

因みに(個人的解釈)
諸諸無情 何かにつけ世間は冷たく思いやりや同情がないものでありまする


余談[img]
驕(おご)れる人も久しからず >> 日本の諺 驕る平家は久しからず
驕る平家(人?集団)は久しからず
 権力などをかさにわがままな振る舞いをすれば、他人から相手にされず滅びる事となる

それから
奢る平家(人?集団)は久しからず
 他人に気前よく、ご馳走をしていれば、いつかは破産し滅びてしまう

おまけに
怒る平家(人?集団)は久からず
 何かにつけて腹を立てる人は、ストレスとなり重い病気で身を滅ぼすこととなる









無情の句 「哀れみ世界」[img]
あわれなり 夏の終わりの 蝉の声
あわれなり 沈む夕日と 舞う枯葉
あわれなり 咲いては消える 雪の華
あわれなり 朧月夜に 散る桜




暗くて重たい話ばかりになるかもしれませんが??? 今後ともよしなに!!


                     合掌  阿弥陀仏~~

suzumenoko 2010-09-05 18:57
お~、新しいスレッドですね。
:[s:701]4:

>あわれなり 夏の終わりの 蝉の声
>あわれなり 沈む夕日と 舞う枯葉
>あわれなり 咲いては消える 雪の華
>あわれなり 朧月夜に 散る桜

春夏秋冬、日本の四季はあわれなる情緒に満ち満ちているのですね。
[s:392]

不二周助 2010-09-06 11:35
いい俳句ですね

诸行无常 2010-09-06 19:27
善哉! 善哉!!
suzumenoko様
一番目の投稿に、感謝いたします~~
記念品でも差し上げたいのですが???  なにせ、貧乏なもので(含む 心)  ^ ^:
決定的な問題は住所が分からないと言うことでございます。

予告
次回は 貧乏関連にいたしましょう~~

余談
句についての秘話
夏と冬は以前から、頭の中にあったのですが???  秋と春に関しては適当な言葉が見つかりませんでした。
しかし、あるお方の『葉の行方』と言う詩からのイメージを思い出し、秋の句が出来た次第でございます。
そうすると、春の句は秋の句に対するイメージとして、月?桜となったわけです。

どこで、他人様に助けられるのでしょう~ 喜ばしい限りでございます。


不二周助様へ
投稿ありがとうございました。
とても、お恥ずかしい限りでございます 


                                 合掌  阿弥陀仏~~

プティボンボン 2010-09-07 17:03
初コメでお邪魔します~ :2:

>驕(おご)れる人も久しからず >> 日本の諺 驕る平家は久しからず
>驕る平家(人?集団)は久しからず
  権力などをかさにわがままな振る舞いをすれば、他人から相手にされず滅びる事となる

>それから
奢る平家(人?集団)は久しからず
  他人に気前よく、ご馳走をしていれば、いつかは破産し滅びてしまう

>おまけに
怒る平家(人?集団)は久からず
  何かにつけて腹を立てる人は、ストレスとなり重い病気で身を滅ぼすこととなる



溺れる平家(人?集団)は久しからず 
  溺死してしまいます! :11:

诸行无常 2010-09-07 23:15
プティボンボン様へ
お初でございます! 今後ともよしなに

溺れる平家(人?集団)は久しからず 
  溺死してしまいます! 


厉害 聪明 雨 霰~~ 
 
確かに 平家は屋島?壇ノ浦の海上戦で源氏に敗れ滅亡しました!

この言葉が一番的を射た諺でしょう~~    ナイス!扇子

もしかして、那須与一の御子孫様ですか??  (^^;

    勉強になりました~~


                       合掌  阿弥陀仏~~

プティボンボン 2010-09-09 16:38
:[s:226]2:  歓迎ムード、うれしい~ 謝謝
このスレッド 好きになってしまいそう~です~~~~
私 ゲーセンの射的の的中率が十中一二なんです?????? :[s:226]1:
扇の的を一矢で射落とした 那須与一の血を受け継いだ子孫が こんな不器用なもんなら、まさに「諸行無常の世界」、「盛者必衰の理」をあらわすことになりますね~~
が、そんなに都合のいいことなんてないですよね~~ :[s:226]28:

诸行无常 2010-09-18 16:59
予定を変更して???


「もののあはれ」について

9月22日は 十五夜 そして、23日は 十六夜

十六夜(いざよい)とは
十五夜よりおよそ五十分位遅く、いざよい(ためらう?躊躇)ながら昇るために、こう呼ばれているらしい~

満月前日の小望月(こもちづき)よりも、満月を過ぎ満月にも劣らぬ輝きで少し控えめに現れる欠け始めた月
  
退潮する月にしみじみとした味わいを感じる(もののあはれ)のは私だけでしょうか? 


「もののあはれ(もののあわれ、物の哀れ)」とは
文学的?美的理念の一つで、折に触れ、目に見、耳に聞くものごとに触発されて生ずる、しみじみとした情趣や哀愁。日常からかけ離れた物事(=もの)に出会った時に生ずる、心の底から「ああ(=あはれ)」と思う何とも言いがたい感情。


儒教や仏教の教戒的なものとは違い、一つの理念として世間に広まった。

「あはれ」は単に擬音語のようで、何かを感じた時に口をついて出てくる「あゝ」「あれ」「あはれ」と言う様な言葉にならない言葉です

  月や桜は、時期が来ればまた輝くようになりますが???
  人生においては、悲しいかな???

              合掌  阿弥陀仏~~

suzumenoko 2010-09-19 13:21
>何かを感じた時に口をついて出てくる「あゝ」「あれ」「あはれ」と言う様な言葉にならない言葉です

なるほど。そうだったのですね。知りませんでした。
溜め息も混じっていそうですね。

>  月や桜は、時期が来ればまた輝くようになりますが???
>  人生においては、悲しいかな???

自然は永遠の繰り返しで不死でもある。
個人としての人の生はそうじゃない。
だから、自分も自然の一部だと思って自然に溶け込むことが、有限である個の終わりの恐怖から解放される一つの方法なのかなあ、と思います。
頭でそう考えることができても、実際にはそう簡単には悟れませんが。
:[s:701]20:

プティボンボン 2010-09-20 15:40
刻々と変わりゆく月は まさに無常ですね~
無常だからこそ はかなくも美しいものなんじゃないでしょうか :[s:226]3:

诸行无常 2010-10-17 21:35
日本人固有の美意識で、物の哀れに相通ずるものとして「わび、さび」と言う言葉があります。

「わび(侘び)」とは、
わびとは、動詞「わぶ」の名詞形
①    飾りやおごりを捨てた、ひっそりとした枯淡な味わい
②    閑静な生活を楽しむこと。 等・・ 色々な意味があります

「わび」>>「立派な状態に対する劣った状態」>>転じて「簡素な様子」、「粗末な様子」を意味し>> 更に拡大解釈的な意味合いで「貧しい様子」「貧乏」と、変化していきます。
故に、侘 ≒ 貧乏 となる次第でございます。

本来、よい概念の言葉ではなかったけれど、禅宗の影響や茶道・俳諧の理念により積極的に評価され美意識の中に取り込まれていきました。

日本人の特徴一つである 「あまり自己主張をしない」と言うのも、わびの影響があるのかも・・・ (飾りやおごりを捨てると言う、意味合いで)


「さび(寂び)」とは、
さびとは、動詞「さびる」の連用形
(1)    古びて趣のあること。閑寂の趣。さびしみ。しずけさ。
(2)    枯れて渋みのあること。また、太くてすごみのあること

人気(ひとけ)のない静寂 経年変化での寂れた感じ
所謂、古色蒼然・旧態依然で崩壊寸前のものまでも美意識の範囲となります。 

歴史ある建物の修復等において、本来の形・仕様を尊重する様な考え方はさびに通じるものがあるのでしょう~


自然界が循環する輪廻思想を、はっきりとした四季の変化に見出せる日本の風土が、日本人の美意識に大きな役割を果たしたのでしょうか?
それとも風土に関係なく、DNAとして存在していたのでしょうか?

鳳凰蒼海 2010-10-19 21:08
わび さび わさびちゃん~~

suzumenoko 2010-10-19 21:54
引用第11楼鳳凰蒼海于2010-10-19 21:08发表的  :[表情] わび さび わさびちゃん~~

かわいい!!


諸行無常様へ:
DNAもあるかもしれませんが、日本の風土が日本人の美意識に影響するところが大きいのではないかと思います。
細やかな自然が細やかな感情の揺りかごになっているのではないかと・・・。

---読み直したら、なんか元の記事の主旨とずれたコメントでした。ごめんなさい。(>_<)
細やかさとかじゃなくて、輪廻思想と四季の循環の関連ですよね。

诸行无常 2010-11-27 18:22

紅葉が有終の美から滅びの美へと移行しました

秋の紅葉が華やか様子から、葉や木々が最期を精一杯演じひっそりと淋しく散り行く姿に、終焉の美・滅びの美を感じるのでございます。
「必衰の理」つまり「諸行無常」に、はかない美しさを感じるのが「滅びの美学」
あらゆるものに初めと終わりがあり、栄枯盛衰をその一生に見出し、盛りの過ぎた朽ち果てる直前に物悲しい美しさを感じる。

人の生き様に於いても滅びの美学と言う言葉はよく使われます。
「滅ぶ」ことが美しいのではなく「滅ぶこと」の「覚悟」に、美しさを感じるのではないのでしょうか? 必ず「死」がやって来る!永遠は存在しない!! かならず「滅ぶ」のであれば、戦わずして座して死を待つより、覚悟を決めて戦うことを選択した方が美しいのではないか 義のためには勇んで死に逝く滅びの美学が最も古くから日本人の精神に根付いた考え方でしょう~

「武士道とは云うのは死ぬ事と見つけたり」と言う有名な言葉があります。


まっ! 行動による滅びの美学と自然の摂理による滅びの美学を同一視することは出来ませんけどね~

紅葉のように次第に朽ちて散り行く姿と、桜の様に盛りからいきなり散り始める姿では,どちらがより強い滅びの美を感じますか??
    合掌  阿弥陀仏~~

suzumenoko 2010-11-28 20:41
戦わずして逃げる、とか、戦わずして降参する、とか、何が何でも生きる、とか、みっともなくても生きる、という方がいいかもと思う今日この頃。

まっ、諸行無常さまもおっしゃるように、自然の美学と行動の美学は別にして、私は無難に自然の美学だけに身をゆだねることにしましょう。

強く滅びの美を感じるのは、やっぱり桜でしょうか。
桜には美しさと同時に怖さを感じます。桜の木の下には死体が埋まってると言った作家(詩人?)がいましたが、さもありなん。



诸行无常 2010-12-31 19:05


津々浦々の除夜の鐘 諸行無常の響きあり


鐘の音は余韻が小さくなり消えていく事に、あわれさを感じるのですが・・・
特に除夜の鐘に悲壮感を感じるのは私だけでしょうか?
幼い頃に聴いた夕暮れの時を告げる鐘の音こともあり、夜になると言う重くて暗いイメージが心に焼き付いてしまいました。
某テレビ局の「行く年来る年」ではよく永平寺が紹介されます。ここの鐘の音は心に染み入るようでございます。

正月行事はほとんどが神事であり あの時、神事が廃止・禁止されていたら、どんな正月風景になっていたのでしょうか?
仏教だけでは、華々しく賑やかな行事は少ないですからね~ 

今年も、遠くから聴こえる鐘に耳を傾けたいものであります。

   合掌  阿弥陀仏~~

プティボンボン 2011-01-03 15:52
ハッピーニューイヤー2011~~~ 
そして、ブログ開設2年目おめでとうございます

除夜の鐘の一般参加って 撞く人によって、鐘の音強かったり、弱かったりして、バラバラ~~  
その結果 諸行無常度がさらにアップした~ と感じるのは 私だけでしょうか?

suzumenoko 2011-01-04 08:22
年末に、せめて玄関まわりだけは、と、冷たい水に手をかじかませながら掃除をし終わり、お飾りをつけるその瞬間、
「あ、年末の大掃除って、“きれいにするため”じゃないんだ!宗教なんだ!」
と悟りました。(悟るのが、ちと、遅い・・・^^;)

日本の年越しには、やっぱり除夜の鐘。粛々と新年を迎えるのが似合うようです。


新年あけましておめでとうございます
今年も何卒よろしくお願いいたします


六瀬貴人 2011-02-26 08:23
2月も終わろうとしてるのに・・・    次作はまだですか?? 



诸行无常 2011-02-26 23:36
では、お言葉に甘えまして

あわれかな 明日をも知れぬ 藪椿

椿は、他の花のように余韻を残しながら散り行く滅びの美学を見せることなく落ちてしまいます。

見た目では、まだ盛りなのに・・・ 地面に敷かれた真っ赤な絨毯 いとあわれ
 哀れと言うより勿体無いことでございます。

これもまた、無常な世界と同じ事ではないでしょうか?

   花の命は短くて 苦しき事のみ 多かりき

 合掌  阿弥陀仏~~

鳳凰蒼海 2011-02-28 21:19
打てば響く 素早い対応ですね~~~    
椿の 寒さの中キリッと咲く姿に 元気もらってます 
散り際も その花ごと潔く散る姿 好きです~~

suzumenoko 2011-02-28 21:28
諸行無常様、お久しぶりです。

ひと雨ごとに暖かくなっていくようです。

我が家の庭にも椿が何本か植わっております。
椿は人気があるみたいですね。
種類もいろいろあって、花弁が大きく真赤で華やかなのから、薄桃色の小さく可憐なものまで。

本当に、もったいないことですね。美人が若くして亡くなるときのような、哀れさを感じます。


诸行无常 2011-03-17 09:46
このたびの震災で亡くなられた方のご冥福を祈るとともに、被災された方々が一日も早く普通の生活が迎えられるように祈ります。

また、ここにお越しで震災の影響により不便な生活を余儀なくされている方に対して、お見舞い申し上げます。

今回の震災は、津波による被害でより多くの犠牲者が出ました。
津波の映像を見て自然の破壊力の大きさを、人知ではまだまだ防ぎきれないことを痛感した次第でございます。

また、現代の技術を駆使して作られた、原子力発電所も大変危険な状態となっております。

とにもかくにも、これ以上の惨劇が起こらないことを祈るばかりです!!

  「がんばれ東北! かんばれ日本!!」

suzumenoko 2011-03-27 19:41

申し訳ありません。今まで上のメッセージに、気がつきませんでした。

消防隊員も、自衛隊員も、被災地の市町村長も、福島原発の作業員も、みなさん、現場で命を賭けて、職務を果たしておられます。頭が下がる思いです。

私も諸行無常様と同じく、亡くなられた方々のご冥福と、被災地の皆様の生活が一日も早く安定することを、お祈り申し上げます。

がんばりましょう!

诸行无常 2011-04-11 20:18
今日は春のミニ嵐

無残やな 春の風雨で 散る桜

心情的には、ハラハラと散ったり少し風が吹いて桜吹雪となるところを見たいものですが・・・
意のままにならぬは、世の理   無情でございまする~~

    合掌  阿弥陀仏~~

プティボンボン 2011-04-12 20:55
明日あり と思う心の仇桜~~
桜って、華やかな美と同時に 世の無常を感じさせれられる花ですね   今年は特に強く感じます・・・・
今のうちに 見納めておきましょう~ 
今この時 この瞬間を 精一杯に~~~ 

suzumenoko 2011-04-12 21:19
散り方は さまざまなれど 同じ春

桜にとってはどう散ろうと同じ春でしょうに、千々に乱れるのは人の心ゆえですね。

诸行无常 2011-06-05 17:59
蛍の季節になりました・・・

幻想的な光の中に美しきロマンと憂いを感じる次第でございます!!

古来より
・音もせで思ひに燃ゆる蛍こそ 鳴く虫よりもあはれなりけれ―「後拾遺集216」源重之
・こゑはせで身をのみこがす蛍こそ いふよりまさる思なるらめ(源氏物語第二十五帖 蛍の巻)
・我が恋は 水に燃えたつ蛍々 物言はで笑止の蛍 (閑吟集) 水=見ずとの掛け言葉らしい
等の歌が詠まれています。

上記の本歌から
恋に焦がれてなく蝉よりも、鳴かぬ蛍は身を焦がす  と言う、都都逸が生まれたと言うことです

「枕草子」には
夏は、夜。月の頃はさらなり。闇もなほ。螢の多く飛び違ひたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし
  現代訳
  夏は、夜がよい。満月の時期はなおさらだ。闇夜もなおよい。蛍が多く飛びかっているのがよい。一方、ただひとつふたつなどと、かすかに光ながら蛍が飛んでいくのも面白い。雨など降るのも趣がある

また、「源氏物語」第二十五帖「蛍」の巻には、
光源氏が部屋に“蛍”を放ち、玉鬘の美しさを“蛍の光”でいっそう引き立たせると言う場面があり、蛍を用いての演出は想像するだけで風流な心使いの様子が思い浮かびあがる次第でございます
“源氏ボタル”の名はこの場面に由来するとも云われています。

諺に 「蛍二十日 に蝉三日」とあります。
命の長さを表しているもですが・・・  蝉より弱弱しく、儚いイメージが強いですね

蛍もまた、哀れさを感じさせる初夏の風物でございます

         合掌  阿弥陀仏~~

プティボンボン 2011-06-07 11:43
 ほ~ ほ~ ホ~タル来い~
  あっちのみ~ずは 苦いぞ~~~
  こっちのみ~ずは 甘いぞ~~~
  ほ~ ほ~ ホ~タル来い~ 

  ほたるの光、窓の雪~~ 

ホタルは 童歌や 卒業式や閉店時のBGMでもよく歌われ、 身近の生き物として 古くから親しまれていますね

源平の合戦に例えた ゲンジボタルと ヘイケボタルは まさに諸行無常の世界に通じるものです~~

suzumenoko 2011-06-11 14:12
蛍狩りというものをしたことがありません。
蛍は私にとってイメージだけの夏の風物なのです。
街灯も何もない静かな田舎の小川のほとりで乱舞する蛍をぜひ一度見てみたいものです。
幻想的で美しい光景でしょうね。


ただ一度だけ、なぜか北京で、しかも寮の自室で蛍を見たことがあります。
それが本当に蛍だったのかどうかはわかりませんが、とにかく青白く発光する小さな昆虫でした。
部屋の中をふわふわと舞っていました。

不思議な体験でした。





suzumenoko 2011-06-11 14:12
蛍狩りというものをしたことがありません。
蛍は私にとってイメージだけの夏の風物なのです。
街灯も何もない静かな田舎の小川のほとりで乱舞する蛍をぜひ一度見てみたいものです。
幻想的で美しい光景でしょうね。


ただ一度だけ、なぜか北京で、しかも寮の自室で一匹の蛍を見たことがあります。
それが本当に蛍だったのかどうかはわかりませんが、とにかく青白く発光する小さな昆虫でした。
部屋の中をふわふわと舞っていました。

不思議な体験でした。





诸行无常 2011-08-01 20:02
夕涼みを兼ねた、花火

   あわれかな 命燃えつく ひとしずく

線香花火と言えば、小さいながらも精一杯輝き、静かに終焉を迎える。
華やかさの中に切なさ、儚さの余韻を伝えてくれる情緒ある花火です

花火と言えば、夏の風物詩だったのですが  近年、年末のカウントダウンでも、華やかに打ち上げられ季節感が薄れてまいりました。

花火に限らず、宴(うたげ)の後に一抹の寂しさを感じることはありませんか?

華やかさの後の寂しさを歌った曲を一つ

祭りのあと   by吉田拓郎
祭りのあとの淋しさが 嫌でもやって来るのなら
祭りのあとの淋しさは たとえば 女で紛らわし
もう帰ろう もう帰ってしまおう 寝静まった街を抜けて

人を恨むも恥ずかしく 人を褒めるも恥ずかしく
何のために怨むのか 何の恨みで憎むのか
もう眠ろう もう眠ってしまおう 臥待月の出るまでは

日々を慰安が吹き荒れて 蹴って行ける場所がない
日々を慰安が吹き抜けて 死んでしまうには早すぎる
もう笑おう もう笑ってしまおう 昨日の夢は冗談だったんだと

祭りのあとの淋しさは 死んだ女にくれてやろう
祭りのあとの淋しさは 死んだ男にくれてやろう
もう恨むまい もう恨むのはよそう 今宵の酒に酔いしれて

もう恨むまい もう恨むのはよそう 今宵の酒に酔いしれて 

http://www.youtube.com/watch?v=a2YC2U7nCpM

以前は、もっといい動画があったのですが・・・

因みにhttp://www.youtube.com/watch?v=fuKzdYO9QfE&feature=related
『祭りのあと』と『まにあうかもしれない』の複合曲です

   合掌  阿弥陀仏~~

suzumenoko 2011-08-03 22:13
「私は花火の事を考へてゐたのです。我々の生(ヴイ)のやうな花火の事を。」 (芥川龍之介『舞踏会』より)


鹿鳴館で冬の花火を眺めながら、フランスの海軍将校が17歳の可憐な日本の令嬢に「教えるような調子で」言った言葉です。








诸行无常 2011-09-20 20:27
   

    あわれなり 命短し 朝の露

二十四節気の白露も9月8日に迎えました。
俳句界でも「露」は秋の季語となっております!

「露」で思い出す漢詩
漢代の葬送の歌。王侯貴人の葬送に用いられたそうである
薤露歌
    漢・無名氏
薤上露,何易晞。 (薤上の露  何ぞ晞き易き)
露晞明朝更復落, (露は晞けども明朝更に復た落つ)
人死一去何時歸。 (人は一たび去らば何れの時にか帰らん)

解釈
にらの葉の上の露はどうして乾きやすいのだろうか
露は乾くが明日またそこに露は落ちる
しかし、人は死んでひとたび行ってしまうといったいいつの日か帰ってくるだろうか。
(人の死は露よりもはかないものだ)

命の儚さを自然界の事象と重ねた 心打つ挽歌でございます

    合掌  阿弥陀仏~~

プティボンボン 2011-09-23 21:38
ニラの葉の上の露・・・・・ 繊細な感受性ですね~~
漢詩はとても美しいけど 難解な言葉が多いので・・・・・・・ ずっと敬遠してます
こうして平易な解説ついてると  比較的気軽に読めました~  
もしもこのコーナーでは これからも漢詩を取り上げていただけるなら、  これをきっかけに苦手意識を克服して 漢詩の世界に踏み込んでみようかな・・・・・・(完全他力本願 

suzumenoko 2011-09-27 21:51
白露が過ぎ、秋分の日も過ぎました。
冬ももう間近ですね。

「露」で思い出す和歌

秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ (天智天皇)

(口語訳)
秋の田のほとりにつくった仮小屋に泊まって、刈り取った稲の番をしていると、小屋の屋根をふいたり、小屋の周りを囲んだりしている苫の目があらいので、その隙間から忍びこむ冷たい夜露に、私の着ている着物の袖は、しっとりとぬれていくことだなあ。

http://contest2.thinkquest.jp/tqj2003/60413/page1.htmlより引用。


诸行无常 2011-12-08 21:49


しばらく、さぼっておりました・・・

あわれかな 風にふるえる 落葉樹

落葉樹の並木路では、切なさを感じ 
丘の上にある、一本の落葉樹には哀れさ、孤独感も感じる次第でございます。


江雪  柳宗元
   千山鳥飛絶  千山(せんざい)鳥飛ぶこと絶え
   万逕人蹤滅  萬徑(ばんけい) 人しょう 滅す(めっす)
   孤舟蓑笠翁  孤舟(こしゅう) 蓑笠(さりゅう)の翁 (おきな)
   独釣寒江雪  獨り(ひとり) 寒江(かんこう)の雪に釣る  

   山々に飛ぶ鳥は消え、
   全ての道に人の足跡が消えた。
      ひとりぼっちの船に乗る蓑と笠をつけた老人。
      雪がふる寒い川で、ただ一人釣りをやっている

漢詩(唐詩)に中で、切なさや孤独感をとても感じる詩でございます。

     合掌  阿弥陀仏~~


鳳凰蒼海 2011-12-10 13:20
絵画的な詩ですね~
読んでるうちに、淡雅な水墨画のような風景が目に浮かんできます~ 

诸行无常 2011-12-10 16:28
お久しぶりですね~  私もですけど・・・

この詩に合った、水墨画を探していたのですが、見つけきれませんでした。
どこの本だったか忘れましたが、いい絵があったんですよ。

また、探してみますので気長にお待ちくださいませ!

        合掌  阿弥陀仏~~

suzumenoko 2011-12-10 20:29
すっかり寒くなりましたね。

寂寞とした冬の景色に釣りをする翁がひとり。

人生の終焉を表すようでもあり…。


诸行无常 2011-12-16 19:08
ここの趣旨から、外れますが

  「パンドラの 底に残るは 絆かな」

先日、1995年から公募している「今年の世相を表す漢字」で、2011年度は「絆」が選ばれました。

理由としては        
① 東日本大震災や台風12号など相次いだ災害で再認識された家族や仲間、地域とのつながりの大切さ
②サッカー女子ワールドカップ(W杯)で優勝した「なでしこジャパン」のチームワークの良さ
           と言う理由が多かったとの事でした

とは、精神面を筆頭に労力や物と言った要素 所謂であります
現在の日本国民の情が世界から驚愕そして称賛、そして情を受けました。

喜ばしかな 無情ならぬ、有情(友情)の世界です!

  それにしても、〇〇のや○〇〇〇や○〇〇主は・・・ まったく、何をやってるのでしょうかね~

     
       合掌  阿弥陀仏~~

suzumenoko 2011-12-16 22:21
毎年、よくぴったりな漢字が選ばれるものだと感心しますが、今年は特によい選択だと思いました。

情って説明が難しいかも。

情と愛とどう違うのかしら?


诸行无常 2011-12-31 19:00
あわれかな 寂夜(じゃくや)に響く 除夜の鐘

本年は、震災に始まり豪雨など自然災害に見舞われた年となりました。
防ぎようのない地震で多くの命が奪われたことに、無情さを感じる次第でございます。
  災難は忘れた頃にやって来る!  とも、申します!

他人事ではなく、常日頃から心がけが必要だと思う次第でございます。

私のこれまでの人生そして今年を振り返って
『今日までそして明日から』   by 吉田拓郎
http://www.youtube.com/watch?v=ojGAF9z7OYA

  毎年、年末にはこの歌のような心境になってしまいます

皆様にとって、平穏で良い年でありますように


   合掌  阿弥陀仏~~

プティボンボン 2012-01-14 20:58

  金賀新年 
ご挨拶がすっかり遅れてしまいました 。 今年もよろしくお願いします 
「江雪」に合った水墨画 見つかりそうですか? 
私も 見たいです~~ ひっそり期待しています~  

suzumenoko 2012-01-16 15:25
吉田拓郎の『今日までそして明日から』、いい歌ですね。

ご紹介、ありがとうございました。


诸行无常 2012-01-23 16:47
春节快乐~~

新年早々、哀れな話は置いといて、本日は春节らしい漢詩をひとつ

元旦    王安石(宋時代)
爆竹声中一歳除   爆竹の声中一歳除き
春風送暖入屠蘇   春風暖を送って屠蘇に入る
千門万戸瞳瞳日   千門万戸瞳瞳たる日
総把新桃換旧符   総て新桃を把って旧符に換う
   
爆竹の音がパパン鳴っているうちに、新しい年を迎えた。
春風が暖かい風を屠蘇の中に運んできた。
初日がすべての家々に差し込むころ、
どの家でも古いお札を換えて、新しいお札に貼りかえる。


  以前、大連で旧正月を迎え 前日の夜、爆竹と花火に悩まされ
  旧正月は店も開いて無くて、不便な思いをしたのが思い出として残っています。

部外者にとっては、楽しくない休日でした

     合掌  阿弥陀仏~~4

suzumenoko 2012-01-24 21:07


日本のお正月もそうですが、特に中国の春節は家族とともに祝い過ごしてこその温かさ、でしょうか。

余談ですが、旧正月の方がより春に近くて新春って感じに実感がこもるんじゃないかなぁ、って思います。

诸行无常 2012-02-11 18:34
Suzumenoko様 鳳凰蒼海様 プティボンボン様
お待たせしました
1月中旬には見つけたてのですが・・・ どう、掲載すればいいのか迷いに迷って
全体をはっきり見ていただくには、アドレスを貼り付けた方がいいと思いました。
一つだけ、アドレスが分からなかったので絵を貼り付けます

江雪  柳宗元
   千山鳥飛絶  千山(せんざい)鳥飛ぶこと絶え
   万逕人蹤滅  萬徑(ばんけい) 人しょう 滅す(めっす)
   孤舟蓑笠翁  孤舟(こしゅう) 蓑笠(さりゅう)の翁 (おきな)
   独釣寒江雪  獨り(ひとり) 寒江(かんこう)の雪に釣る  

寒江独釣図 その①
[attachment=92135]
教科書で見たのはこれでは、なかったような  なにせ、随分昔の記憶ですので   

寒江独釣図 その②  http://webarchives.tnm.jp/imgsearch/show/C0032431 << 画像をクリックしたら拡大できます

上記 2件がイメージにピッタリです



付録
独釣図   http://image.tnm.jp/image/1024/C0019186.jpg
独釣図   http://mingtian.seesaa.net/article/244674974.html
独釣図    http://homepage1.nifty.com/hamatidori/210628dokkouzu.htm


プティボンボン 2012-02-12 12:07
すごい~  そんなにたくさんありましたか 
やはり雪景色を表現するには、水墨画がぴったりですね
墨の濃淡だけで雪の表情を表すのは すばらしい~~ 
それにしても 構図がかなりに通っているあたりが面白いですね~ 

诸行无常 2012-02-12 18:34
あわれかな 舞って消えゆく ボタン雪

1月の下旬は、大雪で風情を楽しむ余裕もありませんし、書くことが憚られるようでした。

早、2月も半ば
一月は行く、二月は逃げる、三月は去る  と言われ、時の流れの速さを表現しています。

で、今回の漢詩は
偶成詩
    宋 朱熹

少年易老學難成  少年 老い易(やす)く學 成り難(がた)し
一寸光陰不可輕  一寸の 光陰  輕んず 可(べ)からず。
未覺池塘春草夢  未だ覺めず 池塘  春草の夢
階前梧葉已秋聲  階前の 梧葉は  已(すで)に 秋聲

若者は年をとり易く、学問はなかなか完成しにくい。
だから少しの時間でも軽々しくしてはならない。
池の堤の春草が夢を見てるうちに、
庭先の青桐の葉には、もう秋の声が聞かれる

 学問だけに関わらず、人生における時の流れの速さを感じるような年になりました。
 無情にも、歳月は過ぎていくものでございます。



偶成詩 今まで漢詩ではなく、論語のような教訓ものだと思っていました  
  お恥ずかしい限りでございます!

    合掌  阿弥陀仏~~


查看完整版本: [-- しょぎやうむじやうのせかい --] [-- top --]

 



Powered by phpwind v8.7 Code ©2003-2011 phpwind
Time 0.195121 second(s),query:3 Gzip enabled