「田中さんは私に中国語の発音を教えてもらった。」という誤用に関する自分の考えは以下のようになります。 「田中さんは私に中国語の発音を教えてくれた。(恩恵のやり取り)」 ちなみに 日本語の使役文の基本的な働きを考えるとき大事なのは、述語動詞が自動詞であるか他動詞であるかという点である。 まず他動詞の場合、例えば 「田中さんは息子に(をは×)本を読ませた」「吉田さんは娘に(をは×)英語を勉強させている」 これは ヲ格を使うと同じ文中に二つのヲ格が現れることになるのを防ぐためである。 一方、 意志的自動詞の場合は影響の与え方が「強制」的場合はヲ格が、「許可」や「放任」の場合はニ格が使われるとされている。 次の例を見てみよう。 私は嫌がる息子を(ニはちょっと不自然)プールで泳がせた。(強制的) (泳ぎたいと言うので)私は息子に(ヲはちょっと不自然)プールで泳がせた。(許可)(放任) なお 、比意志的自動詞の場合は必ずヲ格が使われる。 例えば 田中さんはよく冷蔵庫で野菜を(ニは×)腐らせる。 最後になるが、日本語の使役文はまた「てもらう」文と恩恵的に相補的である。 例えば a 吉田さんは奥さんにタバコを買いに行かせた。 b 吉田さんは奥さんにタバコを買いに行ってもらった。 aでは吉田さんが奥さんの意向を考慮せずにタバコを買いに行くことを強制しているのに対し、bではタバコを買いに行くことを奥さんに依頼していることがわかる。 以上(とりあえず 今日は第一問)
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