北京の危険情報、「帰国勧告」を削除
衛生部は11日、10日午前10時から11日午前10時までの間に確認された新型肺炎SARSの新規感染者は1人と発表した。死者はゼロ。新規感染が報告されたのは北京だった。外務省は10日、SARSの流行を受けて北京に出している危険情報のうち、「在留邦人で一時的に北京を離れることが可能な方は、帰国の可能性を含め検討することをおすすめします」を削除した。「渡航の是非を検討して下さい」(不要不急の渡航については延期をおすすめします)は継続する。北京市で(10日時点で)6月3日を最後に新規感染者の報告がなく、建物や工事現場の隔離封鎖も5日に終了したこと、図書館や映画館が一部再開されるなど市民生活の正常化に向けた段階的措置がとられていることなどを考慮し、削除を決めた。
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