上海市内は、いまや街全体が工事現場のような大騒ぎになっているが、上海万博の事務局によると、上海万博の会場建設などで立ち退きにあう世帯数は1万世帯以上に上る見込みだ。一方で、38万平方メートルの歴史的建築物も保存されるという。
これら万博で使われたパビリオンや建築物の一部は、浦西エリアは展示会場として活用され、浦東エリアは世界各国の領事館として活用されることが決まっている
上海徐匯区の黄浦江沿岸にもウオーターフロントエリア開発〔2008年03月20日掲載
現在再開発が進められている上海徐匯区の黄浦江沿岸に、ウオーターフロント開発計画がある。これは、黄浦江沿岸8.4キロにわたって遊歩道や自転車道を整備して、市民の憩いの場所となるグリーンベルトを開発するという内容のもの。すでに、世界各国の設計案が提案され、英国PDR社の案が採用された。
今回の再開発では、上海市内を流れる黄浦江の遊歩道としては最長となる見込みで、沿岸の工業建築なども保存されるほか、地下空間の再開発も盛り込まれている
中国人の日本家族旅行、値段が高すぎて人気出ず〔2008年03月18日掲載
3月1日から中国人の日本への家族単位での旅行が認められたが、今のところ上海の旅行会社で申し込む人はほとんどいない。通常の団体旅行よりも一人あたりの値段が3倍以上するのがネックになっている。ビザ的には家族旅行が可能になったといっても、実際にはガイドが必ず必要で、決して自由に旅行できるわけではないのも原因だ。
結局、なんやかんやいっても、中国人の日本旅行はまだ団体旅行しかできず、家族旅行はまだまだ高嶺の花だ。
広州ホワイトスワンホテル改装また来年に延期〔2008年03月18日掲載
数年前から計画されている白天鵝賓館(ホワイトスワンホテル)の改装工事がまた来年に延期になったと報道されている。
広州市政府が進めている大沙面改造計画の一環として5億3千万元の予算で、英国女王や北朝鮮主席など国賓も宿泊した白天鵝賓館も主楼34階全てを全面改装する計画がある。設計は国際的に著名なアメリカHBAが担当するが、現在のホテル内部に施されている嶺南園林の風格ある回廊、石山と滝、小川、橋などを保存すること、レストラン内の彫花木窓などもそのまま使うことなど条件がある。客室は現在843あるが、2,3部屋を一つにまとめるため客室数は減る見込みだ。新たに1000平方メートルの国際会議場と、地下駐車場を造る。外観は沙面地区保存景観にそぐわなければならない。
現段階では改装は来年初めからで、同ホテルは約10ヶ月間全面休業になるという。
ホワイトスワンホテルの改装は随分前から言われています。欧米の外資系ホテルと違う老舗国営ホテルならではの趣きと風格は捨てがたいものです。
中国の北方で今年最悪の黄砂発生〔2008年03月20日掲載
中国国家林業局によると、強い寒気の影響で、北京を含む中国北方8省で、3月18日に今年最悪の黄砂が発生した。中国の気象台によると、黄砂の発生源はモンゴルエリアで、これが風によって北方エリアに流されてきたとしている。
北京・天津エリアでは2008年に入って比較的影響の大きな黄砂が2回発生している
20年後、香港で冬がなくなる可能性も〔2008年03月16日掲載
香港天文台の林超英所長によると、温暖化の影響で2020年~2029年になると香港で冬がなくなる可能性があると指摘している。
香港では、昼間の最低気温が12℃以下にな