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第4回 夏の水着、総まとめ ~上海の水着事情(後編)~

上海っ娘御用達の水着売り場

>>前編はコチラ

 仕事で数人の上海っ娘へ旅行について取材しているときのこと。この数年、中国では旅行熱が高まり、香港方面のリゾートの島やグアム、サイパン、バリ、プーケットといった人気の海外のリゾート地も人気だ。行き先にも興味があるけれど、海辺のリゾートへの旅支度といえば、真っ先に思い浮かぶのは水着である。上海の女の子たちはどこで調達しているのだろう。



久光百貨店の水着広告。期間中は「STUDIO J」という特設コーナーが設けられる

 外資系ソフト会社勤務(30歳)、広告代理店勤務(29歳)、航空会社勤務CA(25歳)の女の子たちは、久光百貨店や伊勢丹で水着を買っているという。品揃えが豊富で、センスもよく、いろいろなバリエーションがあるからいいらしい。リゾート地でのスナップ写真には、ターコイズブルーや赤のビキニをデニムのミニスカートと、トレンドの大きめレンズのサングラスで、セレブ風にキメた彼女たちの姿が映っている。 世界のトレンドと時間差、温度差のないリゾートスタイルを、彼女たちは楽しんでいるのである。

人気はベーシック & シンプル

 上海っ娘への取材を通して、プールやスポーツクラブだけではない、リゾートなどの遊び仕様としての水着の需要があることを知ったら、次に気になるのが、どんな水着がウケているかということだ。彼女たちのあいだで、水着が充実していると評判の久光百貨店へ、早速、取材を試みた。



「安莉芳(エンブリーフォーム)」は、もともと肌着メーカー。コンサバでベーシックだとしてもカッティングでスタイルをよく見せたり、女らしいシルエットに仕上げているが人気の秘密といえよう

 久光百貨店婦人服担当:前田氏によると、今年はビキニが人気で、パレオつきタイプが増え、プールだけでなくリゾート仕様にも対応できるデザインのものが豊富。白を基調としたものが多かったという。6月後半から7月いっぱいが需要のピークで、とくに、コンサバでベーシックな香港の「安莉芳(エンブリーフォーム)」、ローカルブランドで、シンプル&スポーティなテイストの「HAOSHA」が人気らしい。



「HAOSHA」は20~30歳が購買層。今年は白、黒、オレンジなどの単色使いが目立ったデザイン。シンプルでも、太陽の日差しに映える

 ほかにも、日本のテイストのものやトレンドの強いラインナップの「San-ai」、花柄や原色使いを得意とするローカルブランド「MIRACLE」といったラインナップが、ここでは主力ブランドだ。価格帯はインポートで600元~または1500元~。ローカルなら300~500元である。テイストも値段も幅広

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