回帖:がん 1 【▼雁/▼鴈】 カモ目カモ科の水鳥のうち、ハクチョウ類に次いで体の大きい一群の総称。雌雄とも地味な色で、水辺にすむ。ツバメとともに日本における代表的な渡り鳥で、マガン・ヒシクイ・サカツラガンなどが秋、北方より渡来し、春、北に去る。飛ぶときは V 字形などの編隊を組む。古くから食用にし、美味のたとえとされた。かり。かりがね。[季]秋。
――が飛(と)べば石亀(いしがめ)も地団駄(じだんだ)
石亀が、雁が飛ぶのを見て、自分も飛びたいと思って地団駄を踏む意。自分の能力を考えないで他人のまねをしたがるたとえ。
かり 1 【▼雁】 (1)〔鳴き声からという〕ガンの異名。[季]秋。《一行の―や端山に月を印す/蕪村》
(2)ガンの鳴き声。
「声にたてつつ―とのみ鳴く/後撰(秋下)」